以下の論考は1月13日付英紙ガ―ディアンのコラムニスト ジョージ・モンビオット氏によるものであるが、著作権を考慮し、全訳ではなく抄訳としつつ筆者の若干のコメント(ボールド体部分)を添えることとした。 パンデミックのほ
本文を読む野上 俊明の執筆一覧
「社会批評研究会」同人のK様へ―非人権的徴税としての人頭税余波―
著者: 野上 俊明日本におけるミャンマー人社会の過去の様子をお伝えいただきありがとうございます。いろいろとお話ししたいことはありますが、本日はご指摘の「人頭税」について、アウンサン・スーチーのことと絡めながら少しお話させてください。
本文を読むキリンビールとミャンマー国軍系合弁企業の疑惑解消されず
著者: 野上 俊明共同通信系NNA ASIAニュース(1/8)によれば、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(以下AI)は、昨年9月に日本のキリンホールディングス(HD)とミャンマー国軍系コングロマリット「ミャンマー・エコノミッ
本文を読むAI、ゲノム編集、ナノテクノロジーに代表されるニューテクノロジーについて
著者: 野上 俊明ともすれば文系の教養しかない人間には、新テクノロジーの抬頭はあたかもレバイアサン(怪物)の出現のように感じて恐れおののくか、過度に期待可能性をみてユートピアを描きがちです。現在の新しいテクノロジーの「めざましい」発展は
本文を読む新自由主義的危機のなかでのマルクス生誕200年―人間マルクスと非人間的マルクスのはざま―
著者: 野上俊明日本ではここ数年来芸能人・文化人らの不倫スキャンダルでマスメディアは大賑わいです。かつて昭和の始め、政治のファッショ化とエログロ・ナンセンスの大衆文化の隆盛が歩調をそろえていたように、今日腐敗と強権の安倍政治と不倫スキャ
本文を読む変化の胎動―前進と後退
著者: 野上 俊明<前代未聞!―警察官が警察上部の謀略を法廷で暴露・証言> 〔イラワジ紙4/20〕ロヒンギャ虐殺問題を取材していて、機密文書所持の容疑で逮捕起訴されていたロイター通信の二人の記者の裁判で、先週警察と検察の証人尋問で事件ので
本文を読むミャンマーの政治情勢―新大統領の就任前後
著者: 野上 俊明Ⅰ 新大統領の就任演説 3月30日、突然のテインチョー大統領辞任のあとを受けて新大統領に前下院議長ウィンミン氏が就任しました。弁護士出身の氏はスーチー氏の側近の一人で、獄中経験もあり、土地問題などでやり手の評判をとってい
本文を読む帰還者いまだゼローどうなるロヒンギャ難民の本国帰還
著者: 野上 俊明ロヒンギャ危機で国際社会におけるスーチー氏の名声は回復不可能なほど失墜し、その結果スーチー氏のニューズ・バリューも底知れず急落し、国際メディアに登場する機会は極端に減りました。しかし実際にはこれがスーチー氏の実力だった
本文を読むなぜ「森友文書・書き換え問題」が、最優先すべきトピックスなのか
著者: 野上 俊明新聞メディアによると、若い人の中には「書き換え問題」よりももっと重要な北朝鮮問題や貿易関税問題などがあるではないかと、森友問題を優先度の低いトピックスとみなすものがいるとのこと。世論の主流は公文書改ざんを国会、国民への
本文を読むミャンマー、第三党結成の意義と困難について考える
著者: 野上俊明<つのる政治的停滞感、混迷する政治情勢> 2016年4月、国内外の大きな輿望を担って、スーチー氏とNLDは新政権を発足させた。五十年にも及ぶ軍部独裁支配を終わらせるために、ただちに新政府は新しい民主化プロセスを開始し開か
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